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第83回富山眼科集談会 ミニ発表

  • 開催日:2021年6月13日
  • 開催場所:富山国際会議場
  • 演題  富山県における2019・2020年度献眼実績報告
    演者 入江真理(富山県アイバンク)
    片境香菜子(富山県アイバンク)
    林 篤志(富山大学医学部眼科)

発表スライド





富山県アイバンクでの、2019年度献眼実績を報告する。
【対象】
20192020年度の献眼登録者、献眼者、摘出眼球、斡旋眼球、レシピエントを眼球摘出記録並びに移植記録などをもとに調査







◆登録者◆
2019年度 46名  2020年度 18名 登録者は年々減少している。
◆献眼者◆
2019年度 30名 2020年度 21名        





[献眼者の死因]悪性腫瘍脳血管障害5名が多かった。
[摘出場所]殆どが公的病院であった




[摘出眼の内訳]
2019年度の平均内皮細胞密度は、2,554個/平方ミリメートル





◆角膜移植者◆
2019年度 58名 2020年度 41名 




[角膜移植者の疾患] 水疱性角膜症が最も多く、30名だった。 ついで角膜穿孔・角膜変性・ジストロフィの順で多かった。
[角膜のあっせん施設]富山県アイバンク医学基準を準拠してあっせんをしており、富山大学附属病院が、最多の21件だった。 新鮮で移植できる角膜は、全て新鮮で移植にもちいる。





◆強膜移植者◆
2019年度 137名  2020年度 67名
[強膜移植者の疾患と術式]
強膜移植対象患者の原疾患は、すべて緑内障 
術式は、緑内障治療用インプラント挿入術であった




【まとめ】

2019年度の献眼登録者は46名、献眼者は30(男性 23名、女性7)であった。2020年度の献眼登録者は18名、献眼者は21(男性10名、女性11)であった。
2019年度の角膜移植者数は、58名 強膜移植者数は、137名であった。
2020年度の角膜移植者数は、41名 強膜移植者数は、67名であった。






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