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第80回富山眼科集談会 ミニ発表

  • 開催日:2019年6月3日
  • 開催場所:富山国際会議場
演題  富山県における2018年度献眼実績報告
演者 入江真理(富山県アイバンク)
林 康恵(富山県アイバンク)
林 篤志(富山大学医学部眼科)
  1. 発表スライド
第80回富山眼科集談会プログラムの写真

発表スライド


富山県アイバンクでの、2018年度献眼実績を報告する。
【対象】
2018年度の献眼登録者、献眼者、移植者が対象。
登録者リスト、眼球摘出記録および移植記録をもとにして調査。



1.新規登録者
2.献眼者
3.移植者
4.強膜移植
の4点について、報告する。



◆登録者◆
年間の新規登録者は全体で66名で、年々減少傾向にある。
[登録者の性別]男女の差はほとんどなかった。
[年代の分類]50歳代の登録数が一番多かった。



◆献眼者◆
昨年度の献眼者は28名だった。        
[献眼に至った経緯】昨年同様、医療従事者による口頭での意思確認が多かった。



[献眼者の性別]男性が女性より多い割合だった。
[献眼者の年代]最高齢は93歳で、平均年齢は74.5歳だった。



[献眼者の死因]悪性腫瘍・脳血管障害・肺炎・心不全が多かった。
[眼球摘出場所]ほとんどが医療機関での摘出となった。



[摘出眼の内訳]2018年度の摘出眼数は、56眼だった。 内、48眼は移植にもちい、また、6眼は、新鮮眼あっせん不可であったので保存。不使用眼数は2眼だった。
[摘出眼の角膜内皮細胞密度] 摘出した55眼が対象。角膜内皮細胞密度は、1,603セル/㎟から3,322セル/㎟、平均2,590セル/㎟だった。高齢であっても移植には十分使用できた。



◆角膜移植者◆
2018年度の角膜移植者は述べ56名だった。
[角膜移植者の性別]女性より男性の方が多かった。
[角膜移植者の年代]80歳代の移植者が、一番多かった。最年少は19歳、最高齢は91歳、平均年齢は、69.8歳だった。




[角膜移植者の疾患] 水疱性角膜症が最も多く、30名だった。 ついで角膜穿孔・角膜変性・ジストロフィの順で多かった。
[角膜のあっせん施設]富山県アイバンク医学基準を準拠してあっせんをしており、富山大学附属病院が、最多の21件だった。 新鮮で移植できる角膜は、全て新鮮で移植にもちいる。



◆強膜移植者◆
2018年度の強膜移植者は58名だった。
[強膜移植者の性別]男性42名・女性16名、男性が女性より多かった。
[強膜移植者の年代]60歳以上の移植者が、80%だった。 最年少は27歳、最高齢は87歳、平均66.6歳だった。
[強膜移植者の疾患と術式]58件中、緑内障インプラント挿入術(プレートのあるもの)58件だった。



【まとめ】
富山県アイバンクにおける、2018年度の新規登録者は66名だった。 献眼者は28名、移植者は56名で、また、強膜移植は58件行われた。 提供者はゆるやかな増加傾向にあり、提供の意思を尊重するためにも、提供病院・移植病院などとより一層の連携を深めていきたい。。


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