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角膜カンファランス2012 ポスター展示

  • 開催日:2012年2月23日~25日
  • 開催場所:ホテルニューオータニ
  • 演題  富山県アイバンク登録者の登録継続意識調査の報告
    演者 原 由香利(富山県アイバンク)
    入江真理(富山県アイバンク)
    大黒幸雄(富山県アイバンク)  

抄録
  1. ポスター
角膜カンファランス2012抄録集の写真角膜カンファランス2012抄録の写真

抄録

【目的】
(財)日本アイバンク協会の委託を請け、献眼登録フォローアップ事業として、献眼登録者の登録継続に対する意識調査を行ったので報告する。
【方法】
2011年8月10日時点の登録者16,189名中、任意に3,900名を抽出し、自記式質問紙による郵送法にて意識調査を実施した。
【結果】
総数3,900名中、回答数580名(15%)、宛先不明分358名(9%)、無回答2,962名(76%)であり、有効回答数577名(14.8%)であった。有効回答の内、登録の「継続あり」189名(33%)、「継続なし」388名(67%)であった。「継続なし」の理由として、意思の変化18名(5%)、死亡148名(38%)、県外転出4名(1%)、家族の反対12名(3%)、身体的理由34名(9%)、その他13名(3%)、理由未記入158名(41%)があった。身体的理由(回答数34名39例・複数回答有)の内、C型肝炎3例(8%)、高齢15例(38%)、角膜以外の眼疾患16例(41%)、全身疾患5例(13%)であった。
【結論】
献眼登録者の登録継続意識調査を行った。回答数の26%がすでに死亡していた。
「継続なし」で身体的理由を記入した例の内92%が誤った認識での登録取消であった。献眼登録者の提供意思を生かすためには、登録者並びにその家族への継続的な正しい知識の啓発が必要であると思われた。また、アイバンクが登録制度を継続していくには、登録時の手続き方法ついても改善の必要があると思われた。

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