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第33回角膜カンファランス 学術展示

  • 開催日:2009年2月19日〜21日
  • 開催場所:ザ・リッツ・カールトン大阪
演題  国内ドナー最高齢(107歳)の角膜を用いて
 全層角膜移植手術を行った1例
演者  入江真理(富山県アイバンク)
 安 昌子(慶大眼球銀行)
 海道美奈子(慶應義塾大学医学部眼科)
 羽藤 晋(慶應義塾大学医学部眼科)
 坪田一男(慶應義塾大学医学部眼科)
 北川清隆(富山大学医学部眼科)
 林 篤志(富山大学医学部眼科)
  1. 抄録
  2. ポスター
第33回角膜カンファランス抄録集の写真第33回角膜カンファランス抄録の写真

抄録

【緒言】
富山県アイバンクは1991年に設立、1992年6月に厚生労働省の許可を得て、角膜のあっせん業務を行っている。今回、国内ドナー最高齢の角膜提供を受け、全層角膜移植術を施行したので報告する。
【症例】
ドナーは107歳、女性。献体希望により1眼のみの提供となった。心停止から摘出までの時間は12時間15分、摘出から強角膜片保存までの時間は1時間45分であった。提供眼の評価は結膜所見異常なし、翼状片無し、老人環有り、混濁・血管侵入なし、デスメ膜ヒダあり、上皮細胞正常、虹彩癒着無し、白内障がみられ、角膜内皮細胞数 3378セル/mm2であった。レシピエントは86歳、女性。左眼角膜混濁にて全層角膜移植施行。移植待機期間は199日(6か月)であった。術前視力は手動弁/30p、角膜内皮細胞数は計測不能であった。術前のドナーの角膜内皮細胞数は3038セル/mm2であった。術後2週間の視力は0.02(0.2)、角膜内皮細胞数は2695セル/mm2であった。術後1ヶ月の視力は(0.3)、 角膜内皮細胞数2681セル/mm2、術後5ヶ月でも移植角膜片は透明性を保っており、術後経過は良好であった。
【結論】
ドナーは、国内最高齢(107歳)であったが、86歳のレシピエントに全層角膜移植され、術後経過は良好であった。角膜内皮細胞数に問題がなければ、高齢者の提供角膜でも全層角膜移植に使用できるものと思われた。

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ポスター





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